第8期活動報告および第9期活動計画

企業の成長に資する「障がい者雇用の新しいモデル確立」を目指す一般社団法人企業アクセシビリティ・コンソーシアム(以下、ACE)は、第8期(2020年9月から2021年8月)活動報告書を公開しました。合わせて第8期活動報告と第9期(2021年9月から2022年8月)活動計画を紹介する動画を制作しました。

第8期は37社の会員企業で活動を行いました。
上半期は、新型コロナウイルスの感染拡大で活動に大きな制約を受ける中、障害のある学生を対象としたキャリアセミナーやインターンシップ、ACEの活動を内外に紹介するACEフォーラムなどを、主にオンラインで開催しました。
またACE会員企業に勤務する障害のある社員を対象に、「コロナ禍における働き方アンケート」を実施、分析結果をプレスリリースしました。
  障害のある社員のコロナ禍における働き方についてのアンケート調査結果
  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000074138.html
下半期には、オンライン実践の経験を踏まえ、そのメリットを活かしながら、障害のある社員同士による「ワイガヤセミナー」やインターンシップを実施しました。

今後のニューノーマルの世の中において、「新しい働き方」は急速に普及していくと予想されます。これまでの方向性や創業の志を維持しつつ、SDGsで謳われている「誰一人取残さない」社会の実現に向け、多様な人材が意欲を持って活躍していける土壌を作っていきたいと考えています。
第9期の活動計画と重点領域は、下記です。

  • 障害のある社員や学生にとっての晴れ舞台を実現するコミュニティ形成と場の提供
  • 日々進化するITなどを活用した新たな取組みを積極的に行っていくことで、社会の変革促進に寄与
  • すべてがオンラインではなく、適切なFace-to-Face(対面)の場を通じた対話強化の仕組みづくり


  • 事業部会の構成については従来の、大学と企業間の人材パイプラインを構築し、大学との協働を通じて、障害のある大学生を企業で活躍する人材へと啓発・育成する「学との連携部会」、企業で活躍する障害のある社員とその活躍を支援する取り組み事例を発掘して紹介し、人材パイプラインの継続的養成を目指す「企業キャリア創出部会」を継承し、産業界・教育界それぞれと効果的にエンゲージしながら、その成果を最大化するために幅広いステークホルダーと協業していきます。
    そして、障害のある当事者の社会参画を取り巻く課題をより深く理解し、実効性のある施策を打ち出していくために、ACE担当者の知識の研鑽や関連データの収集と分析を引き続き行っていく予定です。

    詳細は、上記ACE YouTubeチャンネルの動画と第8期活動報告書(PDF)をダウンロードしてご覧ください。

    第8期活動報告書(PDF)をダウンロード