ACEオフサイトミーティング開催レポート:活動の振り返りと未来への問いかけ

2025年7月、企業アクセシビリティコンソーシアム(ACE)は、会員企業22社・31名の参加を得て、オフサイトミーティングを開催しました。今回のミーティングでは、これまでの活動の総括と、今後に向けた課題の整理が行われ、ACEの存在意義や方向性を改めて問い直す貴重な時間となりました。
冒頭では、ACEの立ち上げ経緯や理念が共有されました。障がい者雇用の新しいモデルを社会とともに確立することを目的に、企業の垣根を越えて集まったACE。設立当初からのメンバーと最近加入した企業との間で、活動への期待や価値の捉え方に違いがあることも率直に語られました。社会課題の解決を目指す姿勢と、自社課題の解決を求める実務的な視点。その両方をどうバランスさせていくかが、今後の鍵となります。
ミーティングでは、以下のような残課題が整理されました:

•ACEの魅力発信:参加するメリットや提供価値を社会に伝えるため、理事や監事の「生の声」を発信する仕組みや、シンプルで力強いメッセージの設計が求められています。
•活動への参加促進:定例会等のイベントへの参加率向上に向けて、開催形態や議題の工夫、Slackなどを活用した気軽な情報交換の場づくりが提案されました。
•新規参加者への支援:初参加者がスムーズに活動に馴染めるよう、メンター制度やツールの使い方ガイドの整備が必要とされています。
•ACEフォーラムの見直し:予算配分や開催形式(リアル/オンライン)の再検討、登壇者の選定、企業トップの巻き込みなど、より効果的な運営が求められています。
•会員企業内への還元と支援:ACE活動を社内で評価・支援してもらうための情報提供や、担当者表彰制度の導入など、社内浸透を促す工夫が求められています。
•事務局体制の強化:事務局を強化し、活動量が増加しているメンバーの負担軽減やインターンシップ的な事務局への企業派遣の取組みも提案されています。
•会員企業間の意識のすり合わせ:ACEに求めるものや活動への関わり方に温度差がある中で、共通理解を深める対話の場が必要とされています。

また、ACEの活動が企業の成長に資するものであることを、社内外にどう伝えていくかも重要なテーマです。障がい者雇用を「社会的責任」だけでなく「競争力の強化」として捉え、企業の本業に活かす視点が求められています。
今回のミーティングは、単なる振り返りではなく、「ACEを通じて何を実現したいのか」、「自社にどんな価値を持ち帰れるのか」を問い直す場となりました。参加者の声からは、ACEの活動が個人にも企業にも深い学びと気づきをもたらしていることが伝わってきます。
ACEは今後も、こうした対話を重ねながら、障害のある社員が自ら挑戦できる環境づくりを目指し、企業と社会の成長に資するアクセシビリティのモデルをともに築いていきます。

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