ACEアワード 2018 受賞者発表

ACEアワード2018受賞者と理事との記念撮影

ACEフォーラム 2108を2018年12月10日に清水建設株式会社のシミズホールにて開催しました。ACEフォーラムでは、基調講演、一般社団法人 企業アクセシリビリティ・コンソーシアム(ACE)の一年間の活動成果の報告およびACEアワードの発表が行われました。(写真は、前列向かって左より、遠藤さん、馬場さん、林さん、菊武さん、松村さん、後列向かって左より、野崎監事、宮本理事、下野代表理事)

ACEアワードは、ACEの目指す「企業の成長に資する、企業の競争力強化に資する障がい者雇用」の観点から、そのモデルとなる事例の募集、発掘を行い表彰するものです。会員企業各社からの推薦を受け、厳正な審査のもと、今年度は、下記の5名の方がロールモデルとして選定・入賞し、その中から特に顕著な業績をあげた2名の方にグランプリと特別賞が授与されました。

<ACEアワード グランプリ>
積水ハウス株式会社
林 俊明(はやし としあき)さん
大阪南シャーメゾン支店 設計課所属。 設計課のチームリーダーとして設計業務、 チームメンバーの育成に励む。
1級建築士を目指し、障害のハンディを乗り越え、4年がかりで合格。また1級施工管理技士の資格も取得し、施工現場での効率・施工方法等の知識を踏まえ、設計業務に従事しています。当時は制度化されていなかった「地域勤務職」から「総合職」への転換に挑戦し見事合格。現在、部下3名が抱える案件の進捗管理や作業時間の管理を行い、後進の育成にも日々邁進している点などが高く評価されました。

<ACEアワード 特別賞>
KDDI株式会社
菊武 由美子(きくたけ ゆみこ)さん
広域量販統括部でスタッフ管理を担当
同僚と会議中の菊武さん
音声機能障害、国の指定難病である高安動脈炎がありながらも、専門知識の少ない営業担当、代理店と 円滑にコミュニケーションを取り課題解決を図るために、自らコーチングやカウンセリングの学校に通い、3つの民間コーチング資格とカウンセリングのプロ資格を取得。同じ境遇の人を励ましたいと、口唇口蓋裂をテーマにした絵本「神様のプレゼント」 を出版する等、社会的活動にも積極的にチャレンジしている点が評価されました。

<ACEアワード 入賞>
株式会社JALサンライト
遠藤 正義(えんどう まさよし)さん
JALグループ社員が航空機を利用する制度の管理や運用に関わる業務のチームリーダー
デスクのディスプレイ前で仕事中の遠藤さん
30代の時に徐々に視力が衰え、15年ほど前に重度障がいとなり、光を感じる程度の視力になりましたが、音声読み上げソフトなどの補助具を活用して業務に従事。2018年10月には、ミャンマー福祉担当大臣の視察を受け、自身が健常者と同じように働いていることが紹介されました。

株式会社JTBデータサービス
馬場 早苗(ばば さなえ)さん
JTB 教育旅行名古屋支店で営業推進課に所属
オフィスでミーティング中の馬場さん
聴覚障害がありながらも、筆談やパソコンの画面での文字データのコミュニケーションを駆使し、お客様のニーズに則した企画を設計し多くの実績をあげました。

株式会社堀場エステック
松村 喜慶(まつむら よしのぶ)さん
流体計測制御装置メーカーの生産技術部にて主力製品群の量産設備等の設計を担当
同僚と打ち合わせ中の松村さん
高いスキルと経験に加え、四肢・体幹機能の障害を感じさせない軽快なフットワークで、日々社内外の現場に入って関係者にフェース・トゥ・フェースで向き合い強い信頼関係を形成、凡そ30種もの設備設計を担い、品質安定・向上、生産性向上・省人化といった成果をあげました。

授賞式でスピーチをする林さんグランプリを受賞された積水ハウス株式会社の林 俊明さんは、スピーチの中で「障害は個性だと日頃言われたりもしますが、私にとって障害は障害でしかありません。皆さんが思っている以上に障害があることは苦しいことであって、心にも辛いものを抱えてしまいます。ただその中で、辛い時に支えてくれた同僚の存在が今の私を作ってくれました。私も誰かの支えになれるよう今後も努力を惜しまないつもりです」と涙で声を詰まらせながらお話しされたのがとても印象的でした。