ACEアワード2020 環境づくり部門特別賞
ヤマトシステム開発株式会社
在宅勤務チーム活動事例

ITオペレーティングカンパニーの在宅勤務チームは、2019年に完全在宅で業務を行うチームとして発足し、ここには精神/発達障がい者8名、肢体不自由者2名、視覚障がい者1名の計11名が在籍しています。 ITオペレーティングカンパニーでは、過去に障害のある社員が定着に至らなかった経験から、在宅勤務でも対応できるように、業務を切り出し整備すれば、通勤が困難な障害のある方でも、高い能力を発揮してもらえるのではないかと考えました。そこで、お客様の業務プロセスを分析するITオペレーティングカンパニーの特性を活かし、複数の定量的に判断できる業務からスタートし、定性的な業務へと幅を広げていきました。

開発された専用システムの画面。体調管理をグラフ化して表示。
独自の体調管理システムは、社員それぞれで項目が異なり、本人の体調変化が表れやすい項目を事前に設定し、本人と管理者で日々確認しています。このシステムを通じて、WEB画面越しであってもコミュニケーションをとり、ヤマトシステム開発で勤務している、という自覚をもってもらえるよう働きかけています。
チームメンバーは適性、希望、能力などに応じて、リーダーや班長へとステップアップすることができます。現在、ご自身も障がい当事者であり班長を務める杉山さんが、適切に業務の振り分けを行い、コミュニケーションを通じてメンバーの新たな得意分野を発見しています。
そして、この在宅勤務チームの立ち上げ、構築、運用の経験を踏まえ、2020年には他社向けに障がい者向け在宅勤務支援サービスを展開しました。一部署の気づきから生まれたこの取り組みが、自社のみならず他社にも広がっていくことが大きな喜びになっています。

受賞コメント
このたびは、大変名誉ある賞をいただき、ありがとうございます。また、チームの活動を評価していただき改めて感謝申し上げます。
チームメンバーの写真。コロナ禍でマスクを着用して撮影。
この取り組みを行うまで、I T オペレーティングカンパニーでは障がい者の雇用に関してあまり具体的な活動はありませんでした。一人の障害のある社員の受け入れをきっかけに、定着してもらうためのさまざまな課題に向き合い、そして雇用することについての関心を持ち始めました。そして、日本の障がい者雇用の現状を調べる中で、障がい者人口の数字を目の当たりにし、衝撃を受けたことから、在宅勤務に特化した働き方があれば、働きたいけれど通勤ができない方を雇用できるのではないかと考えました。
実際に社員からは、「通勤の負担がなく非常に働きやすい」、「体力と時間が節約できるので働きやすい」との声をもらっています。「初めは在宅での勤務は怠けてしまわないか不安だったが、実際に仕事をし、実績が認められるととても気分が良くなる」との意見もあり、この取り組みを始めたことは間違っていなかったと実感しています。
今後は、障害のある社員が、さらに成長ができる制度づくりやキャリアプランを考えて、この取り組みを推進していきたいと考えています。

※2021年4月の組織改編により「ITオペレーティングカンパニー」から「システム本部」に変更となっています。

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