兵庫県巡回相談支援事業 講演会に参加

ACEインターンシップ、合同キャリアセミナーについて説明をする濱田さん

兵庫県で発達障害のある大学生の巡回相談等支援の事業(兵庫県の委託事業)を担当されている「社会福祉法人すいせい」様主催の講演会が、11月7日(水)午後、三ノ宮研修センターで開催され、県内の大学・支援機関の担当者の皆様を中心に、企業・行政関係者も含め約70名が参加し、ACEからも企業代表として2名の会員企業メンバーが出席しました。

京都大学 学生総合支援センターの村田 淳准教授が講師およびコーディネート役を務められ、“障がい学生支援の「現在」と「未来」~修学支援と就労支援の「これから」の検討~”というテーマで講演されました。
講演では、冒頭に企業(ACE会員)と支援機関(すいせい様)の担当者が登壇し、村田先生からのインタビューに答える「対話」形式でそれぞれの立場での考えを発言することからスタートし、その内容に関する会場からの質疑応答も行われました。そして、やりとりから浮かび上がった現状認識も踏まえて、先生がテーマについて講演するという、とてもユニークなスタイルで進行されました。
ACEの取組みについて紹介の時間もいただき、合同キャリアセミナーやインターンシップを中心に、活動内容を説明しました。まだまだACEを知っている方自体が少数であり、このような場で発信することの意義を改めて感じました。

ACEの取り組みについて説明する金子さん
共有いただいた参加者の方のアンケートの中では、

「それぞれの立場での立ち位置、考え方が少し理解できました。学内では対応できないことがあれば壁を越え相談したい」
「ACEの活動が新鮮で力強く感じました。このような企業が増えれば、障がい学生の就労も門戸が広がると感じました」
「連携の重要性と可能性を感じました」
「企業+福祉+大学の三者が集まってディスカッションをする機会があまりないので、各々の立場から、各自の役割や連携のために求める事を話せる場そのものがすごく大切だと思いました」

といったお声をいただきました。

企業・大学・支援機関各々が、それぞれの取組みのレベルを向上させていくことはもちろん大切ですが、連携することができれば、単独で解決できない課題についても乗り越えられる可能性が広がります。

「学生のため」に関係者が広く「連携」することの重要性について実感できた一日となりました。

レポート:
パナソニック株式会社 金子 健志
株式会社 堀場製作所 濱田 泰史

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